こんにちは、なるけんです。
今日は『チームで仕事をする人』に向けたお話をしていきます。
周りの人に作業を振っていくって事、みなさんできていますでしょうか?
僕はこれがとっても苦手でした。
自分でやるならどのくらいで終わるかイメージも湧きます。
でも、周りの人にお願いするとなるとそのイメージがとってもわかりにくくなります。
それに、そもそもやらなくてよかった仕事を増やしてしまうので若干の罪悪感もあったり…。
意識しないとなかなか周囲に作業を振り分けるなんてできない人間でした。
最近はね、出来るだけ意識してチームで活動するように努力しているわけなんです。
僕と同じような人、きっと大勢いるんじゃないかなって思います。
そんな人に向けてお話ししていくので、少しでも周囲の人たちと助け合って行けるようになれれば嬉しいです。
目次
人に任せられない事で起こる5つの弊害。
『ちょっと忙しくなっても自分がやればいいか』、って思いがちじゃないかと思います。
ただ、これ、続けていくと『弊害』が生まれていきます。
「プラマイゼロ」じゃなくて「マイナス」になっていくんです。
生まれてくる弊害を5つ紹介します。
① 自分の時間がなくなる。
周りの力を借りられない人は、シンプルに自分の時間を失っていきます。
助けてもらえれば短時間で終わる作業が、自分1人だと何時間もかかってしまう事だってあります。
自分の時間を切り売りする事で『役に立てている』って実感をもてることもあるかもしれません。
自分の時間を失うと、自分の力を高めるため学ぶ時間も確保できなくなります。
新しい事に挑戦する時間も、好きな事に打ち込む時間も確保することができません。
自分の時間を削るということは、自分の人生を削っているということです。
② 他の環境で活躍できない部下が育つ。
正直に言うと、この5つの中でこれが特に話したかったこと。
周りの力を借りられないことで自分にだけ影響が出るならまだいい。
違うんです。
助け合わないことで周りにも悪影響が出ているんです。
自分が1人で作業していると言うことは、周りはその作業をすることができません。
部下のできることが増えていかない。
つまり、他の環境では活躍できない部下が育ってしまうってことなんです。
人事異動がある職場もきっと多いはず。
別の環境に異動になっても胸を張って送り出せるようにしてあげたいもの。
だからこそ、あらゆる作業を体験させる機会を作るべきです。
③ 自分がいなくなると組織が機能しない。
周りの力を借りられないことが続くと、自分なしでは回らない環境になってしまいます。
無意識に『自分がいないと機能しないように業務を伝えない人』も世の中にはいるもの。
ぶっちゃけ、出会ったことありますから。
誰かが抜けると機能しなくなる組織ほど危うい環境はありません。
急な人事異動、体調不良、緊急事態などがあったとしても自分は現場を離れられない。
それによって、1手も2手も対処も遅れていきます。
『自分がいないと回らない組織』は自分が優秀だからそんな状況になっているわけではありません。
自分が優秀ではないからそのような状況になっているだけです。
自分の自己肯定感を高めるために環境を巻き込むのは迷惑なことです…。
④ 結果に頭打ちが来る。
周りの力を借りずに自分の力だけで作業を進めると言うことは、作業量に限界が生まれます。
1日の勤務時間も決まっていますし、休日を返上するにしても底上げできるのは休日分だけですから。
作業量に限界が生まれるということは結果に頭打ちがくるってことです。
出せる結果の上限が生まれてしまうのはデメリットでしかない。
でも、周囲の力を借りて助け合えばこの上限はいくらでも伸ばせます。
⑤ 新しい仕事が任せてもらえない。
周りの力を借りられない人はどんどん作業量が増えていきます。
そうやっていっぱいいっぱいになっていく状況が続くと、新しい仕事が任せてもらえなくなります。
新しいことができないと、自分が成長する機会も無くなります。
出世することなく、ずっと同じ役職のままになるかもしれません。
忙しくなっていくのに、自分の可能性は狭まっていく。
とってももったいない状況ですよね。
優秀な人ほど人に任せない。
僕の経験を元にした感覚的な話ではあるのですが、『優秀な人ほど周りの人に頼らない』って状況が多いように感じています。
誰かにやってもらうより自分でやったほうが早い。
やり方を説明する時間を作るなら他の作業ができる。
部下が自分よりもうまく進められるようになてしまったら…。
そんな気持ちになることもあるかもしれない。
でもでも、そんな人たちよりもさらに優秀な人の場合は
- その人の教え子は、どこに行っても活躍している。
- その人は、いつも場を動かしているだけなのに大きな成果をあげている。
- その人は、部下からも上司からも信頼が厚い。
- その人がいなくても動き続ける環境が作れている。
- 気がつくと、また出世して新しい役割を与えられている。
そんな状況になっていることが多い。
全部、周りの力を頼れているからだと思うんです。
内容、目的、期限、感謝。
僕も苦手ではあるのですができる限り周囲の協力を得ながら物事を進めようと努力しています。
その時に意識しているのは『内容、目的、期限、感謝を伝える』ってことです。
何をどのような手順で行えばいいのか。
何のために行う作業なのか。
いつまでに完了していればいいのか。(いつまでに僕が確認できればいいか。)
わざわざ時間を割いてくれるありがたさ。
この4つが伝われば協力して進めることができると思うんです。
同じように苦手な人がいれば意識して使ってみてください。
周りを信じる練習をしていこう。
周囲の力を頼れないってことは、つまり、人を信じるのが苦手ってことだと思うんです。
信じることもトレーニングが必要だと僕は思っています。
テニスだって最初から上手にボールを打つことはできない。
バスケだって最初から綺麗なフォームでシュートすることはできない。
玉ねぎのみじん切りだって最初は1粒1粒がまばらな大きさになってしまうもの。
信じる経験を積み重ねるからこそ、できるようになっていくと思うんですよね。
だからこそ、意図的に練習していくしかないと思います。
それに、信頼関係ができているのであれば、上司から仕事任せてもらうってとても嬉しい事なんです。
先日僕も師匠から、弟弟子にあたる後輩に『これ、教えてあげといてもらえる?』ってお願いされたことがあります。
今まで僕が教えてもらうばかりだったので、初めてのことでした。
頼ってもらえたのが結構嬉しかったんですよね。
あなたに仕事を任せてもらうことは部下のモチベーションにも繋がります。
(ちゃんと信頼関係ができていることが前提だけどね。)
自分のためにも周りのためにも、チームで協力して進めていきましょうね。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
ではでは。