こんにちは、なるけんです。
▼昨日、『最強のふたり』という映画のレビューを書きました。
相手に関係なく「正直」に自分を出せる主人公の魅力がビシビシ伝わってくる映画でした。
この記事を書いていた時に「自分も正直に人と関わっていこう」って思ったわけなんですが…
それに加えて、『一番正直になりにくくなるのはどんな時だろう?』っても思ったんです。
んで、考えた結果たどり着いたのが【グループに属している時】だな、ってとこに着地したんです。
集団で働いている時、集団で行動している時。
ラインやフェイスブックのグループ。
立場のある人たちもいる会議の場とかね。
1対1だと比較的問題なくコミュニケーション取れるんだけど、大人数になるとグッと発言しにくくなる感じ。
皆さんもありません?
周りなんてお構いなし、我が道をいくぜって人はあんまりないかもですが、
僕、この発言しにくくなる感じを結構強く感じるタイプです。
人目を気にしまくって生きてきましたからね。
この状況が続くと
9割9分『何も起きずに停滞する』or『この後にトラブルが起きる』って状況になっていました。
相手がめちゃくちゃ関わってきてくれない限り状況が前進することなんてありませんでした。
だから、結構意識して僕はこれを直そうとしてます。
今の職場でも結構踏ん張って発言したりしています。
なので、今日は僕がどんな捉え方でグループ内で発言しているかをお話ししていきます。
- グループの中にいる時に自分の意見が伝えるのが苦手だ。
- 理解度をいつも確認されるくらい上司に疑われている。
- 思ったことを発言することなくとりあえず周りに流される。
そんな人には特に参考になると思います。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
自分に『矢印』が向いている。
なんでグループ内にいる時に発言できなくなるかを考えたのですが、自分に『思考の矢印』が向いているからではないかと思うんです。
「これを発言することで自分がどう見えるか」に焦点が当たっていて動けない。
相手のことや話題になっているテーマよりも《自分の見られ方》が大切。
そうなっている状態なのではと思うんですよね。
ぶっちゃけ、自分が思っているほど周りは自分のことを見ていないものです。
こういう時って一番気にしているのは自分なんです。
発言する場で『うっ…』って止まってしまったら、
『あ、今は自分に矢印が向いてるんだ』ってまずは認識してみましょう。
強いものがより強くなるだけ。
自分の意見を発言できない人が多いグループにおいて。
しっかり自分の意見を発信できる人は影響力を持ちやすいものです。
自分は発言しないで、発言できる人ばかりが意見を出していくとどうなっていくでしょう?
そう、発信できる人の影響力が強まるだけです。
周りに配慮できる人でない場合
『いつも私ばかり発言してるじゃん!』
『みんなも意見出してよ!』
みたいな周りへの攻撃にもなりかねません。
決定したことに流されていくしかないですし、自分がどんな考えでどの立ち位置にいるのかを伝えることはチームメイキングにおいても大切なことですよね。
グループ内こそ発言することのメリット5つ。
じゃあ、頑張って発言していくとどうなるのか。
これを考えてみたんですけど、まとめると5つかなと思っています。
順番に紹介していきます。
※今回は自分が「部下」という役割でグループに属していることを想定しています。
① 立場に関係なく発言しやすい環境になる。
僕の思う空気の悪いグループの一番の特徴は【『トップダウン形式』が強く浸透していること】です。
※トップダウン形式とは、上層部が意思決定して、その決定を部下に指示する管理方法のこと。
経験のある人が指揮を取っていくことは当たり前ですし、この管理方法はメリットも大きいです。
ただ、上層部が発言ばかりして部下が入る余地なく決定されていくことは不満やストレスを産みやすいです。
最終的に上司が決定してくにしろ、部下の意見も入った上で進む道が決まるのであればチームとしてはより強固になっていくでしょう。
僕はグループに属す場合はできる限りこの状況を目指します。
部下である自分がグループ内で発言していくと、『立場に関係なく発言していいんだ!』と周りも感じやすい。
全体の【発言へのハードル】を下げ、立場に関係なく発言しやすい環境を作りやすくなると思うんです。
② 責任者が理解度を確認できる。
自分の意見を発言すると、その人がどんな考えでどの立ち位置にいるのかが分かります。
なので、グループの舵取りをする責任者が発言した人の理解度を確認することができるんです。
誰も意見を出さない状況で意思決定をするのはなかなか勇気がいりますよね?
『なんで誰も発言しないんだよ』とイラっとしたりもしてしまいやすくなりますよね。
自分の意志を伝えることは責任者のサポートにも繋がります。
安心して迅速に行動に移していくことができます。
③ 全体の理解度が高まる。
上司から降りてくる指示の中には『これどういう意味?』って思う【言葉足らず】なものもありますよね?
「自分はわかってるんだろうけど、その指示じゃわかんねーよ」ってなるでしょう。
自分がそう思っている場合、十中八九、他の周りの人も同じことを考えています。
指示が理解できない→行動できない→結果が出ない→また同じ指示がくる→わかんねー、っていう悪循環ですよね。
だからこそ、そんな時はみんなが見ている中で確認してしまいましょう。
僕がよく使うのは『念の為確認なんですけど〜』と『〜っていう認識であっていますか?』ってフレーズ。
わからないからといって丸投げはよくないと思うんです。
上司も忙しいでしょうし。
指示を受けて自分でも一度考えてみる。
そして、「こういうことが言いたいのかな?」ってことを上記の2つを使って聞いてみましょう。
きちんと理解しようとしているのが伝わって上司も悪く思うことはないでしょうし、そのやりとりを聞いている全員が手順を把握することができます。
“なるけん”
④ 発言のハードルが下がる。
グループ上での発言を繰り返していくと、どんどん意見を出すのがラクになってきます。
スポーツとおんなじです。
練習すればするほど筋肉がついてくるんです。
最初に自分の意見が出せなかったのは発言する筋肉がついていないだけです。
そして周りからも『あいつはいつも発言するキャラ』と暗黙で認定されるので、着々と気兼ねなく自分の意見を出せるようになってきます。
どんどん自分の発言のハードルが下がっていく、僕自身もこれは強く感じています。
⑤ 信頼が強まる。
発言をすることが増えてくると自分の影響力が強まってきます。
「あいつは自分の意見をきちんと伝えてくれている」
「いつも確認してくれるからみんなもミスが減っている」
「不明なところを自分から聞いてくれるから安心して指示ができる」
と周りからの信頼もどんどん強まってきます。
信頼が強まってくると新しい仕事や役割を任されることも増えるでしょう。
自分の意見が採用されることも増えるかもしれません。
何より、自分と一緒に作業することに信頼を寄せてくれる人と行動するのはすごく気持ちが前向きになります。
発言に慣れてきたら自分が『場』を動かしてみる。
自分が発言できるようになっても周りもすぐ変化していくわけではありません。
そこで「なんで他のみんなは〜」とイライラしてはいけません。
発言できるようになったら、今度は自分が『場』を動かす側に回ってみましょう。
徐々に自分の意見が出せるようになった人は、『できない人の気持ちが分かる』という強みをもっています。
周りの気持ちを汲み取って、誰もが参加できる場所を作ることに気持ちを配ってみましょう。
なかなかすぐにできることじゃないですけどね。
でも、意識するかしないかで大きく変わります。
より多くの人が関わり合えるチームになれば成果も大きくなるし、信頼関係もより強固なものになります。
自分の発言は全体への『貢献』である。
集団の中で発言するとき、僕はいつも自分に言い聞かせていることがあります。
それは、『自分の発言は全体への【貢献】である』ということ。
分からないなら『分からない』と伝える。
言葉が足らないなら相手の言葉をさらに引き出す。
自分が指示を出す時は誰もが分かるように言葉を噛み砕く。
ちょっとしたことでも反応してみて『誰でも発言していい空気』を作る。
いろんな人の意見が集まるような投げかけをする。
自分のちょっとした発信も、きっと見た人に何かしらのインパクトを与えます。
ポジティブなことばかりではないかもしれないけど、自分の発信によってグループが前に進んだり行動できる人が増えるかもしれません。
それに、自分の意見を出さずに裏で「ホントは嫌だった」とかコソコソ言うのってなんか嫌ですし。
反対の意見だったとしても、それを伝えないと誰も救われません。
『私はこう思ったんですけどどうでしょうか?』ってみんなと意見を交換し合うだけでとっても前向きなディスカッションになります。
それもチームにとっては大きな【貢献】ですよね。
正直な気持ちを全体に投げることは、自分のためにもみんなのためにもになる。
ぜひ少しずつでも発言して、言葉の筋肉をつけていきましょう。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
ではでは。