こんにちは、なるけんです。
今日は『性格』の話をしようと思ってます。
みなさんは自分の性格をどのように捉えていますか?
僕はねー、自分で言うのもなんですが、かなりドマジメな性格でした。
「このようにやって」と言われたら指示の通りに動く。
周りの人たちと協力しようとする。
結果も大事だけどプロセスも大事。
できる限りお手本通りに進める。
可能な限り説明書も読み込む。
サボったり怠けたりするのはよくないと思って常に動き続ける。
誰かが損をするくらいなら自分が損な役回りを引き受ける。
そんな人でした。
というのも、そうなったのは自分の名前によるものでもあるかもしれません。
僕の名前は『謙吾(けんご)』と書くのですが、これは両親が『謙虚な吾(われ)。謙虚な子に育つように。』と願ってつけてくれた名前です。
この由来を聞いたのは、たしか小学校の『自分の名前の由来を聞いてみよう』みたいな課題の時だったかな。
幼いながら、聞いた時に結構嬉しかったのを覚えています。
自分の名前にそんな願いが込められているって知ることができたので。
それに『謙虚なことはいいことだ』って思っていましたし。
願ってもらったようになるように、そうやって無意識に過ごしていたのかもしれません。
学生でいる間はこの性格が結構プラスに働いていました。
基本的に言った通りにするので、先生からしたら便利な存在だったことでしょう。
ただ、いざ社会に出てみるとなかなか思うように物事が進まなくなりました。
言われた通りにするイエスマンはなかなか成果が出せません。
もうね、「なんでこんな性格なんだ」と自分を恨むように過ごしていました。
ですが、今の職場ではそんなことないんです。
新卒初期と比べると明らかに性格が変わっている実感があるんです。
『自分のことが嫌い』『なんでこんな性格なんだ』と自分を攻めるように過ごしている人には今日の話が参考になるかもしれません。
目次
社会人になって自分が嫌いになった。
社会人になってからです、自分のことが本当に嫌いになったのは。
学生の時は生徒会やらリーダーやら、比較的引っ張る役割を任されることが多かった。
まあ、言われた通りにする男ですからね、性格的に向いてたのでしょう。
ただ、社会人になるとこのイエスマンっぷりが途端に機能しなくなります。
基本的に自分では考えない指示待ち人間ですからね。
言われた通りにやって成果が出ない場合、原因や対処を自分で考えられませんでした。
学校にいた時のように、目上の人にすぐ正解を求めている自分がいます。
同期や後輩は自分で考えてどんどん成果を出していきます。
劣等感が半端なかったですね。
『なんでこんな性格なんだ』と恨んでも仕方のないことばかり考えてました。
なりたい自分で振舞ってみる。
これまでたくさん転職を重ねたことでいろんな人と一緒に仕事をしてきました。
長く自分に爪痕を残すような人もいれば、こんな存在を目指していきたいと思わされた人も大勢います。
素敵だなと思う存在と一緒にいる時間が増えてくると自分にも影響が出始めてきました。
使う言葉や振る舞い方、思考までもが変わってきていました。
どんどん「こんな風になれたら」って存在の要素が自分に蓄積されてた感じ。
それを自覚した時、『試しに目指す存在みたいに振舞ってみようかな』って思ったんです。
職場の人がこの記事見ているか分かんないけど、実はそれを実際にやってみたのが今本業で働いている『おみやげ屋さん』です。
実際にやってみると性格も変わってくる。
実際に僕がやってみたのは
- 指示を受けたらまず自分で考え、不透明なところは追求する。
- ふざける事はこれまでほとんどなかったけど、明るい空気を作るために冗談言ったりする。
- 疑問に思ったら誰に対しても『これはおかしい』と伝える。
- 目上の人であってもビビる事なく対等の気持ちでコミュニケーションをとる。
大きくまとめるとこの4つ。
全部今までやってこなかったことなのでなかなか勇気がいりました。
その中でも特に勇気がいったのは一番下の『目上であってもビビる事なく対等の気持ちでコミュニケーションをとる。』ってことでした。
僕はね、なかなかのビビりなんです。
目上の人であれば100%顔色を伺いながら話すような男です。
一度ピリついた空気を感じたら全開の【人の目伺いモード】&【愛想笑いモード】に切り替わります。
“なるけん”
なので、目上の人とも対等な気持ちで話すのがとにかくハードルが高かった…。
けど、無理やりそうやって振舞ってたらいつしか自然とできるようになりました。
誰とでも対等で話すのが当たり前になり、周りからも「成平はそんなやつだ」って認識が染み着いてきた実感があります。
もちろんできるようになったのは上記の4つ全てです。
今までできなかったことが自然とできるようになった。
明確に【自分の性格の変化】を感じましたね。
相手によって性格も変わる。
誰とでも対等に話せるようになったことで気が付いたのは【相手によって自分の性格を変えていた】ってこと。
目上のピリついた人の前ではビビりのガチガチヤロー、でも、気心の知れた友達を前にすると自然体の自分。
コロコロと自分が変わっているのが客観的に見えるようになったんです。
それに気が付いた時にもう1つ発見したことがあります。
それは『自分の性格全部が嫌いなわけではない』ってこと。
友達を前にした時の自然体の自分は心地よくて好きでしたから。
自分の中には性格がいくつも存在している。
『自分の全てが嫌』って思うんじゃなくて、大事なのは性格が何個もあることを認識して【その内のどの部分が嫌いなのか】を明確にすることです。
嫌いな性格を変えるには【振る舞い方】を変える。
たくさんある自分の性格のうちどの部分が嫌いなのかが明確になれば、《どうなれば好きになれるか》も自ずと分かってくるでしょう。
自分の理想とする性格の人を思い出すとよりハッキリさせやすいです。
どんな性格になれたら良いかが分かったら、ぜひ、その自分になりきって過ごしてみてほしいんです。
ちょっと想像してみてください。
堂々と胸を張った状態のあなたがいます。
『その姿勢のまま号泣してください』
って言われたらどんな感じがします?
…違和感しかないでしょ?苦笑
胸を張った姿勢でいると自然と自信が湧いてくるだろうし、強くなった気持ちもするかもしれません。
ポジティブな思考になるかもしれないし、行動的な自分になるかもしれません。
感情や性格は自分の行動や振る舞いと繋がっています。
理想の振る舞い方をしていれば、心も自然と違和感のない状態に変化していきます。
これは僕自身で実験したので自信をもって言い切れます。
出会いが自分を作っている。
【なりたい自分で振舞ってみる】ってことを僕が実践しようと思ったのは、魅力的な人たちにたくさん出会ってきたからです。
その人たちから『こうなれたらな…』ってエッセンスをいっぱいもらったからこそ、振る舞い方の引き出しが増えていきました。
もちろん、完璧にコピーして取り入れることなんてできません。
誰かになることなんてできないので、それで良いんです。
自分の気持ちや行動が少しでも前向きになるなら、周りの強みは積極的に取り入れるべきだと思うんですよね。
今の職場で《こう過ごせたらな…》って自分で過ごすことで、そんな振る舞いをよく思わない存在がいることも知っています。
これまで謙虚な子でいようとしていたかもですが、ちょっとワガママになったりビックマウスになるようなこともしばしば…。苦笑
でも、新卒初期の頃の自分と比べると、今の自分の方がずっと好きです!
あらゆる環境での出会いが今の僕自身を作っています。
『自分が好きになれない』って人は、今いる環境を飛び出して新しい出会いに触れてみませんか?
周りの人たちの魅力をちょっとずつ分けてもらって、自分の性格に変化を起こしてみましょう。
性格に前向きな変化が起きれば、自分ならではの魅力にも目が向くようになります。
性格は先天性のものじゃないです。
何歳からでも人は変わっていけますよ。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
ではでは。