昨日、本を紹介したので、今日は本の読み方の話をしようかなって思います。
なるけんは本はたくさん読んできたけど、読むのがめちゃくちゃ早いわけではありません。
どちらかというと腰を据えて、じっくり長時間読みたいタイプ。
けど、そんな長時間を確保するのなんてなかなか難しいわけですよ。。
本業もあるし、副業もあるし、趣味のテニスやバドミントンもあるし、ゲームもしたいし、漫画も読みたいし、習い始めて1年くらい経つピアノの練習もしたいし、それこそ、このブログも書きたいし…。
時間を確保するために2年ほど前に思い切ってテレビも捨ててみました。
テレビがついていると無限に見続けてしまうテレビっ子だったので、かなり時間が確保できました。
ただ、それでも全然足りないわけですよ。
読みたいと思った本はその都度買ってくるのですが、読むスピードが遅いのでどんどん溜まっていくわけです。
速読ももちろん試しました。
目の動き方とかだいぶ早くなった気はしてます。
それでもねー、買ってきた本は溜まっていく一方なんです。
なので、「効率よく読書する方法ないかな?」って考え始めたわけです。
気に入った本はちょこちょこ読み返したりもしていて、それにも時間がかかったりしていました。
本の内容が効率よく吸収できるようになれば、読みスピードが変わらなくても結果知識が早く集まるのではないかと思うようになりまして。
それで、情報を集めていっぱい試しました。
気になったところにマーカーで印をつけながら読んだり。
付箋貼りながら読んでみたり。
直接本に書き込んでみたり。
気に入ったページを切り取ってみたり。
読みながら読書メモを取ってみたり。
読んだ内容をまとめでアメブロとかにあげてみたり。←5記事くらいで見事に終了w
結局ねー、何をやっても続かないんです。
他に道具を使って同時進行で進めるのは僕には向いていませんでした。。
なので、本1つあればできるシンプルな方法を考えました。
これだと続けられたんです。
このやり方で僕はいつも本を読んでいます。
これから読書を始めようとする人だけでなく、読書が生活の一部になっている人にも参考にしてもらえると嬉しいです。
目次
「目的」を決める。
買ったらすぐに読み始めてしまっていたワシ。
どんな内容なんだろうと気になって気になって…。
いつも1ページ目からすぐど真面目に読み始めていました。
これよりも前にね、やっておくだけで一気に吸収力が上がる方法があります。
それは【目的を決める】ということです。
実は、本は5分ほどあれば大体どんな内容なのかを把握することができます。
表紙と裏表紙、帯、著者のプロフィール、前書き、目次、あとがき。
この辺りをきちんと読めば《これは〇〇について書かれている本なのか》と理解ができます。
なるけんはいつも本屋で本を買うときは、これをした上で買っています。
内容が分かれば目的を定めることができます。
『〇〇について学ぼう』とアンテナが立っていれば、目的に沿った話が目に飛び込んできやすくなります。
心に響くフレーズに出会いやすくなるので、必ず決めてから読み始めましょうねー。
読み返すことが前提。
1回読むだけで本の内容が頭に入る。
そんな超人をワシは目指していました。
それが最も効率よく早く読める手段だと。
…わかるよね?そんなこと無理だって?w
結局「あれ、あそこなんて書いてたっけ?」って忘れてしまう。
なるけんに限らず、普通の人はそうできています。
なので、僕は気に入った本は後から読み返すことを前提にしました。
読み返すことが前提であれば、1回目はさらっと流し読みでもOKなんです。
読み返すことをNGとするなら1回で100%覚えないといけませんが、読み返すなら最初は40〜60%くらいざっくり把握できていれば問題ありません。
さらっと目を通して微妙だった本は手放しています。
溜まりすぎた本を整理するときにも一役買ってくれます。
重要なのは全体の1〜2割。
読み返すこと以外にもう1つ前提にしていることがあります。
それは【読み飛ばす】ということ。
分かりやすくいうと、「ここは読まなくていい」と判断している部分もあるよ、ってことです。
なるけんの経験上、本の中で重要なことが書かれている箇所って全体の1〜2割程度。
なので、8〜9割の部分は必要のない情報の場合が多いんです。
(必要ないってのはムダってわけじゃなく、1〜2割の重要な箇所を分かりやすくするためにあるってことね)
なので、この1〜2割の重要な箇所をいかに早く抽出できるかをなるけんは重要視してます。
ドッグイヤーを使って3回読む。
その結果たどり着いたのは《ドッグイヤーを使って3回読む》という読書法。
(ドッグイヤーはページの角を折って目印にするアレね)
手順を説明しますね。
① 気になったところは右上を折る。
1回目は全体の半分の内容を把握するくらいの気持ちでしゃしゃーっと読みます。
丁寧に読む必要はないです、あとでまた2回も読むので。
こんな内容なのかーと把握しながら、
「これがこの本の言いたいことなのかな?」
「この内容は覚えておきたいな」
「こんな考え方好きだな」
「こんな捉え方があるなんて驚きだ」
みたいに、ちょっと心が動いたページがあったとき。
そのページの右上を折ります。
見開き左のページで気になるところがあったとしても、必ず右上につけるようにします。
左上と右上でドッグイヤーがかぶるとごちゃーっとしちゃいますから。
② 2回目は右上が折られている所のみを読む。
最後まで目が通せたら、気になったページだけ右上にドッグイヤーがついた状態になっていますね。
2回目はこの右上の折り目がついている所のみを読んでいきます。
そうすれば心が動いた部分のみを読んでいくことができますよね。
右上にドッグイヤーがついてないページは1回目を通して心が動いていないので、自分にとって今は必要がないと判断しています。
③ 2回読んでも心に響くところは右下を折る。
そして読み進めていくと、
「やっぱり改めて見てもここはこの本のキモだな」
「この捉え方は何回読んでも好きだ」
「絶対この内容覚えたい」
みたいに、2回読んでも心に響く箇所が見えてきます。
そのときは、右下を折りましょう。
逆に「改めて読むと、ここはそんなに気にならないな」って箇所もあります。
その時はそのまま次の右上を折ったページに進みましょう。
そうすると
○2回読んでも気になったページは右上と右下にドッグイヤー。
○1回目は気になったけど2回目はそうでもなかったところは右上のみドッグイヤー。
○特に何も感じなかったページはそのまま。
というふうに3つのカテゴリーに分類ができます。
④ 右下を折られている所のみを3回目に読む。
2回目を読み終わったら今度は右下ドッグイヤーのページのみ読んでいきましょう。
そうすると、自分の心に響いたページのみを読んでいくことができます。
全部を読むわけではなくかなりページ数も少ないので、短時間で3回目を読み終えられます。
3回も読めばかなり頭にも定着してきているはずです。
でも、時間が経つと少しずつ薄れていったりもします。
その時は右下ドッグイヤーのところだけ、右上ドッグイヤーのところをだけ、と読む範囲を選んで読み返せばいいんです。
どちらも自分が厳選したページなので、書いてある情報が濃い箇所ばかりだし、読み終えるまでの時間が少なく済みます。
読書で人生をつくる。
僕にとって【読書=学びの抽出】です。
ビジネス書だけでなく、漫画であっても小説であっても同じ。
登場人物の思考や価値観に触れて、自分の力にしたいって思いながら読んでいます。
知識が増えれば、選択できる手段が増えます。
選択できる手段が増えると、自分の手の届く世界が広がります。
手の届く世界が広がると、新しい経験が積めたり、新しい出会いがあったり、大事にしたい価値観が見つかったりもすると思うんです。
そうやって『こんな人生にしたいな!』って思った状況に少しづつでも近づいていくのが僕は好きなんですよね。
だから僕はこれからもたくさん本を読み続けていくつもりです。
より効率よく学んでできることを増やしていきたいなと思ってます。
現時点で僕が《もっとも効率がいい》と思っている読書法なので、ぜひぜひ試してみてね!
ドッグイヤーまで終わった状態で本棚に入れておけば、気になった時にいつでも取り出して濃い情報だけ抜き出せて便利ですよ!
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
それではー。