こんにちは、なるけんです。
昨日、▼このような記事を書きました。
【思考法】苦手な人が現れたら…。捉え方を変えてニュートラルに接するための5つの秘訣。この記事は、これまでの失敗を思い出しながら書いていました。
書いている途中にもう1つ思い出した失敗がありました。
それは『期待値』についてです。
昔の僕は、実力以上に《能力が高い》と見られがちでした。
役割をもらったりお願いされたりすると、まあ、嬉しくなるわけです。
基本的にすぐ『わかりました!!』って引き受けていました。
あと、『自分が頑張れば大抵のことはできるだろう!』という変な自信をもったりもしていて、実力以上の業務を引き受けたりもしてしまっていました。
そんなことしていると、あっという間にキャパオーバーになるんですよね。
せっかく引き受けた作業が結局遂行しきれず、本当に能力のある人に教えてもらったり代わりにやってもらったり…。
なんともダサいですよね……。
これらは自分の『期待値』をコントロールできなかったからこそ起きていた現象でした。
今日はこれについてお話ししていこうと思います。
- 能力が高いと見られがちな人。
- 「あいつに任せて大丈夫?」って心配されがちな人。
- 自分を大きく見せがちな人。
これらに当てはまる人にはぜひ知っていてもらいたいです。
目次
これまでの失敗の一番の原因は『期待値』。
先ほどお伝えしたように、《能力が高い》と見られがちなせいで序盤からいろんな役割を与えてもらいやすいタイプでした。
これは、『期待値が高い』という状態なんです。
「成平ならやらせても大丈夫なんじゃないか?」と期待しやすい状態ってことですね。
期待してもらったり頼ってもらえるのって嬉しいじゃないですか?
僕はしっかり調子に乗ってしまい、実力以上のことまで引き受けていました。
でも、実力を超えた作業な訳ですからもちろん遂行できませんでした…。
そうなるとどうなってしまうかというと…、
「成平に任せて大丈夫か…?」と心配される対象になっていくんです。
最初に期待値が高いのは良いことと思いがちですが、逆に考えると【失敗した時の落差が大きい】ということです。
期待に応えられないとあっという間に期待値が下がり、自分に対する評価も下がっていきます。
自分の行った作業の質が「10」だとして、期待値が「20」だったのであれば『成平はこれくらいしかできないのか』ってなります。
逆に、自分の作業が「10」のままでも、期待値が「5」だったのであれば『成平はここまでやってくれた!』とプラスに働きます。
最初に期待値が低いほうが案外順調に評価を伸ばしやすいかもしれません。
僕はこのことに気がつくまでに5年もかかってしまいました。
実力以上のことを言わない。
このような状況を招いてしまった一番の原因は、自分自身を大きく見せようとしていたことだと思っています。
学生の時とかに人を引っ張っていく立場に立つことが多かったからか
「こんなことまでできるんだ!」
「そんなことも知ってるんだ!」
「じゃあ、成平に任せてみよう!」
みたいに『すごい!』って思ってもらえるのが嬉しくなってしまっていたんですよね。
そのせいで、無意識に『すごいヤツ』になろうとしていたんだと思います。
だから今は徹底的に『自分の実力以上のことを言わない・やらない』を意識しています。
実力以上のことを任せてもらえそうになった場合は、作業の大きさを冷静に見るようにしています。
自分にも対処できそうであれば、キチンと完成までのレールが見えるまで手順を教えてもらいます。
負担があまりにも大きそうであれば「それはできません」と断っています。
“なるけん”
必要であれば『期待値』を下げる。
僕は面接が得意なので、新しい環境で働き始めるときに『期待値が高い状態』からスタートすることが多かったです。
『期待値が高い状態』からスタートってのは本当に危険なんです…。
その環境での知識がゼロにも関わらず、周りからは《本来の能力以上》に見えているわけですから。
“なるけん”
だから、そんな時は自分で期待値を下げる必要があるわけです。
言い方を変えると『本来の自分の能力を知ってもらう』と言うこと。
僕がこの手順を踏むようになったのは今の職場からですが、今までとの違いに本当に驚いています。
人生の恩人の1人であるT山パイセンの紹介で今の職場に入って、これまでと同様に最初から期待値が高い状態になっていました。
僕がよく使っていたのは【これまでの失敗談を話す】【苦手なことを先に伝える】っていう2つのことです。
『こういうところが自分にはあるので、何かあった時は助けてください。』と先にお願いしておきます。
そのおかげで自分の能力も把握してもらえ、困った時に周りを頼ることができました。
最大でも『1.2倍』まで。
とはいえ、自分の枠を超えた挑戦も必要です。
自分のキャパに収まったままだとミスは減らせても成長はしませんからね。
ただ、能力が10しかないのに「私は30のことができます!!」っていうのは言い過ぎです。
それを信じて任せてくれた人に迷惑がかかってしまいます。
僕がオススメしたいのは、自分の能力の『1.2倍』まで。
以前、この数字は▼の記事でも紹介しています。
【転職】ぶっつけ本番でなく大切なのは事前準備!面接対策はこれだけやっておこう!体感的な話にはなってしまいますが、自分の努力でギリギリ手が届くのが「1.2倍」だと僕は思っています。
それ以上のことを引き受けるのであれば、技術を教えてもらう時間を取るなりサポートしてくれる人をつけるなりする必要があります。
能力が「10」しかないのであれば、「30」でなく「12」までという認識をもっておきましょう。
等身大の自分で過ごそう。
昔、友人に「なるけんはスタートダッシュはすごいのにね。」って言われたことがあります。
期待値が高い状態でいろんな作業を任せられ、処理しきれずに周りに迷惑をかける。
期待から心配に周りの印象も切り替わり、気がつくと失速している。
言われた時は悔しかったけど、その通りの状態だったので何も言えませんでしたね…。
期待値を自分でコントロールしようとするようになって、本当にストレスが少なくなりました。
自分の能力を適正に見てもらった状態で働くことは、自分にとっても周りにとってもメリットでしかありません。
最近のSNSを見ていると、自分の能力以上に大きく見せようとしている人がとっても多いなって思います。
(まあ、過去の自分も同じことしてたんだけどね…。)
大きく見せる事で引き受けた役割がプラスに働くことなんて本当に少ないと思うんです。
期待値を下回る結果が続くと人も離れていきますしね。
着々と小さく実績と信頼を積み重ね、その結果期待してもらえるようになっていくのが理想かなって僕は思っています。
等身大の自分で発信するってことを意識し続け、今後も僕はこのブログを書いていきます。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
ではでは。