こんにちは、なるけんです。
今日はちょっと短くなりますが、友人とお酒を飲んでいるときに、ふと思ったお話です。
皆さんは、「ポンコツ」って言われたことありますか?
僕ね、あるんですよ。
直接やなくて影で言われてたのが耳に入ってくるっていう特に嫌ーなやつね。
“なるけん”
できれば皆さんからは「言われたことないよ!」って聞きたいものです。
僕は得意なことはめちゃくちゃ能力が尖っているのですが、苦手なことはとことん苦手です。
物忘れが激しかったり、言われた通りにできなかったり、期待に応えられなかったり…。
色々原因はあったものの、その言葉で呼ばれたという話が耳に入った時は
「腹立たしさ」「悔しさ」「悲しさ」「恥ずかしさ」…いろんな感情が渦巻きましたね。
今日は仕事終わりに僕の昔を知っているTちゃんとお酒を飲んでいました。
その時に昔の話になったのですが…
この「ポンコツ」って呼ばれてた時の話になりました。
久々に思い出したんですよ、そんな時もあったなって。
今の充実した日々からは考えられないほど苦しんでいた時期のこと。
せっかくなのでこの「ポンコツ」ってワードのことを今日は改めて考えてみたんです。
目次
「ポンコツ」って言葉の使われ方。
この言葉が使われるのって、だいたい「仕事」に関わる時。
「作業が遅い」「ミスが多い」「任せられない」「仕事ができない」「無能」
ほとんどの場合、このような意味合いでしょう。
要するに、【能力の低さ】を伝えるために使われているわけです。
共通点は「考えていることの分かりにくさ」。
当時の僕と同じような空気を纏っている人は他にもいました。
…もちろん同じように呼ばれていました。
「ポンコツ」と呼ばれる人の共通点を考えてみたのですが、
『何を考えているのかが分かりづらい』っていうことがあると思うんです。
「何を目指しているのかが分からない」
「どんな意図で作業を進めているのかが分からない」
「周りの話に反応してばかりで自分のことをあまり話さない」
「進捗状況が分からない」
「説明したことが理解されているかが分からない」
昔の僕は、八方美人の完璧主義ヤローでした。
だから、結構これらの状況を引き起こしていました。
今思うと、これに連なってミスも起きやすかったですね。
「自己開示」が信頼を作っていく。
昔と今で何が変わったか。
それも考えてみたのですが、一番に思い当たったのは「自己開示の量」でした。
シンプルに自分の意見を積極的に表に出すようにしています。
上司とのやりとりでも「自分はどうするべきだと思っているか」を自信をもって伝えています。
他にも、自分が好きなものや苦手なこと、身に付けたいことや目指したい場所などの「自分の情報」もできる限り共有するようにしています。
ほら、いくらでも一緒にいたいと思う友人であれば、好きなことだって、趣味だって、好きな人のタイプだってわかってるじゃないですか?
なんでも知っているからこそ、信頼してお願いしたり、他では言えないような相談ができたりするもの。
でも、ちょっと溝の空いている人の場合ってそういう内面的なことが分からないことがほとんどです。
そんな人にはお願いしたり相談したりもしにくいですよね。
自分の中身を積極的に「開示」していくことが信頼をつくり、相手からの見られ方を変えていくのだと思います。
「ポンコツ」と思ったら…。
できるだけ、僕はこの言葉を使わないように気をつけるようになりました。
信頼関係を一瞬で引き裂く「強力な言葉」と知っているので。
僕を含めたチームにこの言葉を使っていた環境ではどんどん人も離れていってます。
とはいえ…人ですから。
「こいつめー!!!」と感情的になる自分を抑えきれず頭から煙がぷすぷす漏れ出てしまう日もあるでしょうとも。
今日考えたことを踏まえて、
今後「ポンコツ!!」って思ったとしたら、『きっと、相手のことを自分がわかってないんだ』って考えるようにしようと思います。
冷静に考えると、自分が相手のことを分かろうとしてないことを棚に上げて、相手にだけ罵声投げつけるなんてひどい話ですからね。
こっちから「質問」したり、時にはこっちから「自己開示」したり。
少しずつ距離を詰めていく努力が必要なんだろうなって思いました。
弱い側の気持ちを知ってるってのは強みだからな、それを活かした立ち回りを今後はしよう。
そんなことを思ったよ、おしまい。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
またねー。