こんにちは、なるけんです。
僕は、副業で書類やスライドのデザインを任せてもらったりもしています。
ですが、デザインを専門にしてきたわけではありません。
ずっと建築系の勉強をしていましたから。
小・中・高校の時は図工・美術の授業はとっても好きでした。
1年間に3回ある期末テスト、全部100点だったこともあります。エヘン
色の使い方とか構図とか、『こうなると気持ちいいよなー』っていうのを感覚的に持っていました。
だからちゃんと学んで知識として使いこなせるようになりたいなって思って勉強し始めたんです。
デザインを勉強し、仕事として受注し始めて感じたのですが…
デザインって本業でもめちゃんこ役に立つんです。
デザインを専攻で勉強していた人が社内にいるなんて稀です。
デザインができるだけで職場の中で稀少な存在になり、周りから感謝されるようなお手伝いもしやすくなります。
昨日、仕事で1つ、書類のデザイン任されました。
会社外に販売する商品を紹介する簡単なフライヤーが欲しい、ってことでして。
2時間ぐらいの残された勤務時間で仕上げて欲しい、というオーダーでした。
やりだすとついつい集中してのめり込みやすい僕にとって2時間はなかなか高いハードルだったのですが。
無事、完成して納品できたわけです。
振り返ってみると、とにかく気持ちよくできた仕事だったんですよね。
スムーズに思い描いた流れで作業が進み、作ったフライヤーも喜んでもらえて。
なので、これからデザインを勉強し始めてみようと思う方や、職場でデザインを活用したいという方に向けて、僕がどのように作業を進めているかを紹介しようと思います。
目次
オーダーされてからの流れ。
作るものの目的を確認。
オーダーを受けたら、まずは『どんな目的のために作る資料なのか』を確認します。
商品を販売するためなのか?
来店を促すためなのか?
ホームページへのアクセスを集めるためなのか?
認知を広げるためなのか?
問い合わせを入れてもらうためなのか?などなど…
目的をはっきりさせられれば、どんな情報が必要なのかも絞られてきます。
逆に、目的が曖昧な状態で作ったものだと、お客さんも行動に移しにくくなってしまいます。
何のためにデザインするのかを最初にハッキリさせましょう!
ターゲットを確認。
目的が定まったら、次は『目的の行動をして欲しいお客さん像』を明確にします。
男性なのか、女性なのか?
20代なのか、40代なのか?
サラリーマンなのか、学生なのか?
どんな日常を送っている人なのか?
何に関心を持っている人なのか?
できる限りイメージしていきます。
イメージができればできるほど、
ターゲットの人に響きやすいであろう《言葉の選択肢》や《色の使い方》が明確になってきます。
書いておかないといけない情報をヒアリング。
目的、ターゲットが明確になっていれば必要になる情報も結構絞れているはず。
クライアントさんと一緒に書いておかないといけない情報を明確にしておきましょう。
自分が「必要ない」と思っていても、相手にとっては「必要である」っていう情報もあったりします。
逆もまた然り。
なので、できる限り一緒に確認するのがいいでしょう。
ざっくりゾーニング。
昔の僕は、何かを作ることをお願いされたら『100%仕上がった』と思わないとクライアントさんに提出していませんでした。
これってすごくリスクが高いんです。
もし、イメージと違っていた場合はマルッとやり直し。
今まで作業にかけた時間が一瞬で無駄になります。
精神的にもダメージがでかいので、むしろマイナスからのスタートになります。
なので、こまめに進捗をクライアントさんに確認することをオススメします。
ズレがないかを確認しながら進めると手直しも発生しにくいため、スムーズに作業が進みます。
記載する情報がある程度固まったら、ざっくりと情報のレイアウトを決めてしまって『この方向性で問題ないか』を確認。
その上で作業していけば自分も相手も配置のイメージが固まった状態で進められます。
半分くらいできて見てもらう。
上の話と重なりますが、最初だけでなく途中でもクライアントさんに見てもらいましょう。
細々としたパーツや色使い、画像のチョイスなど…
作業が進めば進むほど、確認してもらっておく点も増えてきます。
ただ、なんども見てもらって相手の時間を奪うのも迷惑になるでしょう。
なので、半分くらい仕上げてしまって、『ここまで見てもらってOKなら仕上げても大丈夫だろう』と思うくらいのタイミングで見てもらうのがオススメ。
完成後、どのように納品するかを共有。
進捗を確認してもらっていれば、完成した時にクライアントさんのイメージに近いものが出来上がっているでしょう。
仕上がったら納品して終了です。
データを渡す場合はどのような手段で渡せばいいのか?
共有のパソコンに入れる場合はどのフォルダにいれておくのか?
そこまできちんと確認して納品しましょう。
相手もデータを編集できる場合は、念の為バックアップのデータもとっておきましょうね。
(僕はよくこれを忘れて後悔してます。。)
料理の師匠がデザインをできる人でした。
僕にはデザインを学び始めるきっかけになった人物がいます。
それは、以前自然食カフェをやっていた時に一番お世話になった料理の師匠です。
ガタイが良くて、強面で、きっと仕事で繋がらなければ接点のなかったような方。
見た目通り、超怖い。本当に怖い。。
会うときはいつも、僕はビビり倒していました。。
料理の仕上がりが綺麗で、完成まで圧倒的に早い。
何事も研究家で、常に知識を吸収し続けている。
うまくいくまであらゆる手段を試す。
人への愛情に溢れている。
いっぱい迷惑もかけてしまい、失望もさせてしまったと思います。
なかなか会うこともなくなってしまったのですが、『こんな人になりたい』と今でも思っている存在です。
師匠からもらった言葉・知識・体験が、今の僕の礎になっています。
その師匠がPOPやチラシをいつも1人でデザインできてしまう人でした。
『こんなものがお店にあればな…』と意見が出たらサラッと一瞬で師匠が作ってしまう。
かっこよかったんですよね。
店舗の工事の管理も、お店を出す戦略を立てるのも、料理を誰よりも美味しそうに作るのも、本当になんでもできる人で、『デザインまでできてしまうのか』と衝撃を受けました。
『僕も勉強しよう』って思いましたね。
副業4ヶ月目にして本業に相乗効果が出てきた。
そんなこんなで勉強して、今に至るわけですが。
最近、本業でもデザインの仕事増えてきました。
お客さんにレジに持ってきてもらう《明太子のカード》とかもデザインしたのですが、スタッフのみんなからも好評の声をいただけて結構嬉しかったんですよね。
副業を始めて4ヶ月が経ちますが、こんな短期間でもしっかり本業に相乗効果が現れ始めたと実感しています。
副業だけに注力するのでなく、学んだことが本業にも活きてくると強くやりがいを感じられます。
もっと勉強しよう、もっと本業でも活用しよう、って思えるんですよ。
もちろん、素人から独学で勉強した僕なんかより質の高いデザインをできる人なんてたくさんいます。
でも、周りなんて関係ない。
今の自分にお願いしてくれた人の求めるものを、今の自分ができること全てを注ぎ込んで作るだけです。
今日も名刺のデザインが1件終わり、無事納品することができました。
もっと知識を吸収して、できることを増やしていきたいなと思います。
これからデザインを仕事にしようと思う方はぜひ試してみてくださいね。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
ではではー。