こんにちは、なるけんです。
今日も読んでいただいてありがとうございます。
最近は暗い気持ちになるニュースが多いですね。
コロナしかり、芸能人のスキャンダルしかり…。
なるけんはそんなニュースが入ってこないようにと2年ほど前にテレビを捨てました。
それでも耳に入ってくるのでよっぽどだなーと思います。
頭に入ってくる情報がネガティブになると、思考もネガティブになります。
嫌な事があると結構その後も連鎖してネガティブな事が起きる気がします。
でもこれって逆もしかりでして。
入ってくるニュースがポジティブだと思考もポジティブになります。
入ってくる情報をポジティブにしつつ、身の回りの環境にプラスの影響を与えられるいい取り組みがあるんです。
これを紹介したいなと思いましてね。
今ではいろんな大手企業が行なっているのでご存知の方もいるかもしれませんが、【Goodjobカード】という取り組みがあります。
これ、僕も素敵だなと思ってスキあらば色んな環境で実践してます。
ネガティブなニュースが多い今日この頃。
今だからこそ、この取り組みは必要かなと思っています。
目次
そもそも『Goodjobカード』とは?
相手の素敵な行動や自分の感謝の気持ちを伝えるためのツールです。
手順は簡単、素敵だなと思った場面や感謝の気持ちをカードに書いて相手に渡すだけ。
『サンクスカード』と呼ばれることもあります。
必ず答えがある問題を幼少期からトレーニングしてきた私たち日本人は、無意識に《できていないこと》に目線が向きがちです。
《できていないこと》を見つけるトレーニングをずっとしてきたわけです。
これは社会に出てからも顕著に現れるのは当然ですよね。
ちょっとした部下の失敗が目に止まって許せなかったり原因を追求したり。。。
組織で取り組んでいく上でもちろん大切なことなんですけどね。
どうしてもネガティブな連鎖を生まれている気がしてなりません…。
《できていないこと》にはすぐに目が向くんだけど、《できていること》はなかなか目が向かない。
だからこそ、目が向けられるようになるためにはトレーニングが必要なんです。
この『Goodjobカード』はそんなトレーニングにうってつけ。
カードにかけるような《素敵な場面》を探そうとアンテナを立てるわけですからね。
もちろん、書いて渡すだけで終わりってわけじゃないよ。
ちゃんとメリットもあります。
僕が実際に取り組んでみて感じているのは以下の3点。
① モチベーションが上がる。
自分のできている部分を見つけてくれる、わざわざ言葉にしてくれる、褒めてくれるってのはシンプルに嬉しいですよね。
もらう側はもちろんなんですけど、渡す側もなんだかほっこりした気持ちになります。
自分の言動を承認されると大きくモチベーションが上がります。
できていることも認識でき、次回もまた頑張れます。
できない部分を指摘してドヨーンとなるより、できている部分を認めていく。
そんな環境を作る事ができれば自然とモチベーション高く主体的に行動できる状態になります。
そもそも、このカードは書いても書かなくてもいいもの。
わざわざ文字に書き起こす時間を取らないといけないめんどくささもあります。
カードを贈ったことによって《あなたの素敵な一面を伝えるために時間を取ってくれた》事が明確に伝わるのが素敵だなって思ってます。
② ポジティブな事を見つけるのが上手になる。
このカードを書こうと思ったらまずは《書けるような素敵な場面》を見つけないといけません。
すると見つけようとするアンテナが立つようになります。
『今日1日で黒い車と何台すれ違いましたか?』と聞かれてすぐに答えられますか?
普通の人ならなかなか答えるのに困りますよね?
じゃあ、家を出る前に『今日すれ違った黒い車の数を尋ねるので数えておいてください』と言われていたらどうでしょ?
これなら答えられそうですよね?
この2つの違いは《対象に意識が向いているか》ということ。
意識が向いてないと、たとえ視界に入っていても認識することができません。
この現象を【スコトーマ】と呼んだりします。
Goodjobカードを書こうとすると、《素敵な場面》を見つけようとスコトーマが働きます。
なので、ポジティブな出来事を見つけるのが上手になりますよ。
③ コミュニケーションの機会を作れる。
今の世の中はコミュニケーションをとる機会が圧倒的に減っています。
これだけラインやSNSが広まってしまっているので、現地で出会ってなくても簡単に話せてしまいます。。
昔はこうも行かなかったんですよ。
好きな女の子と電話したいと思ったら自宅の電話にかけるしかない。
もしかしたらご両親が出るかもしれない。
本人が出ることを祈りつつ、『ご両親が出たらこう喋ろう』と何度もシミュレーションしてやっと電話をかけれる。
とかザラにあったんですから。
お父さんが電話に出て本人が不在だった時の絶望は言葉にできません…。
電話1つするのも大変だったのに、今は軽々と言葉を投げ会えるようになりました。
なんなら、言葉を投げなくてもスタンプだけで会話できてしまうツワモノもいます。
軽いコミュニケーションが増えてしまったこのご時世ですが、カードを渡す瞬間は直接的なコミュニケーションが生み出せます。
『あの時のこの行動が凄かった!』と感じた事を伝えるもよし、『あの時これをしてくれてありがとう!』と普段伝えられない感謝を伝えるもよし。
軽いコミュニケーションが増えた分、対面で言葉を伝えられる時間は貴重かもしれません。
そんな時間を作れるのもこのカードのメリットですよね。
ワンポイントアドバイス、先輩にこそ贈ろう。
役職が上がれば上がるほど責任のかかる仕事を任されます。
結果を出すのが当たり前、全部把握できているのが当たり前。
部下の指導もしつつ働くワケですからピリピリもしてきます。
役職が上がると求められるものが増える分、褒められたり承認されることが減っていくんです。
仕方のないことなんでしょうけどね。
ただね、『カードを書こう!』とアンテナを立てられるようになると
そんな先輩方がいつも縁の下で支えてくれている行動も見えてきたりするんです。
その時は絶対に先輩にカードを書きましょう!
支えてもらっている感謝も伝えましょう!
あなたが先輩になった時、きっと自分の頑張りに部下が気づいてくれたら嬉しいはずです。
まとめます。
先日、『ユニポス』という会社を見つけました。
会社への貢献をを見える化して、組織を強化していこうという取り組みです。
素敵だなと思いましたし、このカードの取り組みとも意図が似ているなと思いました。
実際に導入されている会社も多く、大企業ですら承認することの重要性を感じているのだと思うんです。
カードをわざわざ準備しなくても付箋とかで全然いいと思います。
直接渡せるのが1番ですが、恥ずかしかったら相手のロッカーに貼ったりしておくのでもオッケー!
相手の素敵な一面を見つけてカードに書き起こすなんて、完全に主体的な行動です。
本来、やってもやらなくてもいいことなんです。
それでも、ぜひチャレンジしてみてほしい。
自分も相手も穏やかな温かい心で仕事に取り組めるようになりますよ。
今日も読んでいただいてありがとうございました。
それでは。]]>