【超実践的な物語】『夢をかなえるゾウ』を読んだことありますか?

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こんにちは、なるけんです。

『夢をかなえるゾウ』というベストセラー、ご存知でしょうか?

僕がこの本に出会ったのは新卒入社した会社の1年目を過ごすときでした。
主人公の一般的なサラリーマンとうさん臭い神様「ガネーシャ」の2人を中心とした物語です。

 

この2人のやりとりが面白くて面白くて。

ストーリーがあるのでスラスラと読み進められるのですが…
この本の凄いところは、ただの面白い物語というわけではなく、超実践的なビジネス書だということ。

 

コロナの影響もあり、自宅で時間を過ごす人も増えてきたので『何か紹介できる本ないかな?』と思って本棚をみていたのですが…
『これだ!』と思ったのがこの本でした。

めちゃくちゃ有名なベストセラーだし、物語だから読書が苦手な人でも読みやすいしね。
今日は僕に影響を与えてくれた要素も交えて、この本を紹介しようと思います。

どんな本かというと…。

簡単に言うと、
各章の終わりにガネーシャから【課題】が出されます。
その【課題】を読者も実践して、その効果を味わってみてください、って本です。

その課題がなぜ重要なのかを、過去の偉人たちの経験を交えつつストーリーで解説してくれています。
課題自体は本当に簡単なものばかりで、当日すぐ実行に移せるものもあります。

自分の夢を叶える《成功者》になるためにやっておくべき【アクションプラン】を紹介し、主人公の変化を見せて読者にも行動を促すという珍しいタイプのビジネス書なんですよね。
物語ではあるのですが、最後には参考文献のタイトルがずらっと並んでいてきっと驚くことでしょう。
それだけ実践的な内容だということです。

途中からギアが上がります。

途中までは2人の登場人物が面白おかしくやり取りしながら進んでいきます。
ただ、途中からガラッと空気が変わります。

主人公の真剣さが増すのはもちろん、出される課題も核心に迫るものが増えてきます。
ハラハラする緊張感が生まれ、ページをめくるのも自然と早まりました。

本を読み始めた段階で《最後の課題》を取り組んだところできっと深く理解はできません。
コツコツ最初の課題からやっていくことでありがたみが分かる、そんな秀逸な設計がされているように僕は感じます。

この本を読んで実践するようになった事。

なるけんもこの本を読んでかなりの項目を実行に移してきました。
今でも続けて行なっていることも多いです。
この本から学び、僕の行動に大きく影響を与えた項目を10個紹介します。

① 靴を磨く。

実は、これが一番最初に出される課題です。

『こんなこと?』って僕は思いました。
今の職場ではビジネスシューズを使っているので、毎回仕事が終わるたびに一通り磨き上げています。
これ、するようになると周りの人たちの靴に目がいくようになります。

おみやげ屋さんにはたくさんの納品業者さんがきます。
その中でとくに仲良くさせてもらっている2人がいまして。

明太子を持ってきてくれるいつも笑顔のMさん、シャツが可哀想になるくらい筋肉がモリモリのOさん。
ゴルフに行ったり飲みに行ったり、プライベートでもお世話になっています。

2人とも高い役職の方なのですが、どちらも靴がとにかく綺麗なんですよね。
成功している人の靴、基本的にいつもピカピカなんです。
ぜひ近くの思い当たる人の靴を見てみてほしいです。

② 食事を腹八分目に抑える。

なるけんは中々の大食漢。
『痩せの大食い』といろんな職場で言われてきました。

基本的に食べるのが大好きなので、食べるときはとことんお腹いっぱいになるまで食べていました。
食べたときは気持ちいいんです。
でも、お腹いっぱいになると集中力は下がるし、眠くなるし、寝る前に食べすぎると起きたときも息苦しくなります。
(30歳目前になると、食べ過ぎた翌日は胸やけすることもしばしば…)

食べるのが好きだから全部が全部を腹八分目にするのは正直今でも難しい、たまに食べ過ぎてしまいます。
ただ、この本を読んでから昼ごはんだけは必ず腹八分目で抑えるようにしています。
眠気も起きにくく、集中力が持続するのでぜひやってみてほしい。

③ まっすぐ帰宅する。

正確には『まっすぐ作業できる場所に移動する』を実践しています。

ずっと八方美人で断れないタイプだったので、飲みに誘われたらどんなにやりたいことがあっても付いて行っていました。
お金も減るし、作業もできないし、飲みすぎると翌日にも響くし、いいことが本当に少ない。

なので、仕事が終わったら自宅に帰るかカフェなどの作業ができる場所に移動して自分の時間を確保するようになりました。
断るのは悪いことだと思っていましたが、いざやってみると自分の時間を大切にできている気がしてとても気持ちいいものですよ。

④ 決めたことを続けるための環境を作る。

今日までの記事でもちょこちょこ書いてはいますが、なるけんはテレビを捨てました。
実はこの本を読んだから実行しました。

昔からテレビ大好きっ子だったので、テレビのない生活なんて考えられなかった。
当時はみたい番組を片っ端から録画していて、仕事から帰ってきたらその番組を消化していくような生活でした。

正直、中には見なくていい番組もたくさんありました。
テレビを捨てるとそれらの時間がごっそり無くなるので、自分の時間が本当に増えました。
どうしても見たい番組だけ検索してネット配信で見たりしていて、自分でほしい情報を選んでいる感じもありました。
メディアの情報を一方的に流し込まれるのでなく、こちらが仕入れる情報をコントロールできます。

 

あと、1年前からはピアノを習いに行き始めたのですが、中々練習が習慣になりませんでした。
そこで、『練習に入るまでの障害を減らそう』と思って、椅子を無くして立ったまま練習できる高さに調整、かつ電源を付けっ放しにするってことをやってみたんです。

そしたら、仕事から帰ってきてもまずピアノの練習するって流れになりやすくなり、今では毎日練習ができています。
電源つけっぱなしなんてもったいないって人もいるかもしれませんが、習慣を続けるための必要経費だと考えて継続しています。
『環境づくりの大切さ』、この本から得た大きな学びでしたね。

⑤ いいところを見つけて褒める。

これを実践するようになって、褒める時のハードルがグンと下がりました。

誰かを褒める時ってこれまでファインプレーを見たときばかりになってたんですよね。
でも、褒める時ってファインプレーである必要はないんです。

小さなことであっても素晴らしい側面はできるだけ言語化して相手に伝えています。
ラッキーなことに今の職場では【Goodjoblカード】という褒める時に大活躍するツールがあるので、仕事中はこいつを頻繁に使っています。

⑥ 手放して余白を作る。

自分に変化を起こそうと思った時、僕はすぐに『何かを手に入れないと』と考えがちでした。
プラスすることが変化だと信じていました。

けど、両手がふさがっている時に新しいものを手に取ることなんてできません。
不要なものを手放すことができれば新しいものを迎え入れる余白が生まれます。

本棚を整理して数を減らした時に、自分にめちゃくちゃ響く新しい本と出会えることもしばしばあります。
新しく手に入れるだけでなく手放すことも大事だとこの本から学びました。

⑦ 身近な大切な人を喜ばせる。

普段近くにいる人、一緒に作業することが当たり前になっている人ほど僕はないがしろにしてしまいがちでした。
大事な人であればあるほど大切にしたいとこの本を読んで感じたんです。
正直、いつも実践できているわけではないです。
忙しそうな時にフォローしたり、ちょこっと冗談を言ってみたり、時にはサプライズなんかもしてみたり、思い出した時に少しずつ実践していっています。

⑧ 応募する。

ここでいう応募とは『判断される状況に身を置いて、自分をアピールすること』

「自分らの言う『奇跡』をな、起こす力が応募にはあんねんで」
と言うガネーシャの言葉に僕は衝撃を受けました。
(あ、ガネーシャはなぜか関西弁で喋ります)

才能がないと宣告されるのは苦しいので、なかなか自分から判断される状況を作るなんてことはしてきませんでした。
けど、だからこそ今の中途半端な生き方になっているんだろうなと腑に落ちるんです。

それから、1つの会社にこだわらない自分の働き方を模索し始めたんです。
いろんな職を試してきたので、その過程で『なるは大丈夫なんか?怪しいことしてるんじゃ…』といった声も何度も耳にしてきました。
それでも諦めないでいろんな環境に身を置き続けたからこそ、今の本業の職場と副業という働き方に出会えたのだと思います。

⑨ 諦めてもいいと知る。

諦めることは逃げることだと僕は思っていました。
だから、とにかく続けることにこだわってきました。

けど、ガネーシャは『諦めたってええんやで』と言います。
自分が苦手な作業に没頭しても、それを喜んでくれる人がいないなら成功なんて手に入らない。

この言葉に僕はだいぶ救われました。
この言葉を読んでから、『諦めて別の手段を探す』という選択肢が僕の中に生まれた気がします。

⑩ 『自分を諦める』って事だけは諦めない。

諦めるということが選択肢に加わった。
けども『自分を諦める』ということだけはしてはいけないというのがガネーシャの教えです。

『自分にしかできないことは何だろう』
これは今でも探し続けています。

ただ、新卒採用で入社した会社を飛び出してたくさん実践してきたからこそ、少しずつ自分の特徴も見えるようになってきました。

結局、僕は幸せになりたいんです。
必要以上のお金なんてなくていいし、車だってなくてもいい。
興味を持ったことにフットワーク軽くチャレンジし続けられて、大切な家庭がある。

そんな将来を絶対に諦めたくないから、今も少しずつ行動しているわけです。

今にこだわって行動を変える。

この本の主人公は一般的なサラリーマンですが、実は建築の世界で仕事をしたいという夢を持っていました。
けど、現実を知り無意識に諦めていました。

このガネーシャとの出会いをきっかけに、働きながらまた挑戦し始めていくわけです。

当時、僕は福岡の地元の工務店で注文住宅の営業マンをしていました。
建築というジャンルに関わっているもの同士だったので、とにかく自分に重なって仕方がありませんでした。

好きな分野で仕事ができるようになったとしても、そこで行う作業が向いているとは限らない。
諦めずに向き合うことも大事だけど、時には一度手放してみて、より自分の才能が評価される世界を探してみる。

そんな生き方もあるんだよって教えられた気がします。
僕は、この本が一番言いたいのは『今にこだわって、行動を変えよう』ということだと思っています。

「成功したい」と思っていても、今の自分自身の行動が何も変わらなければ現状に変化なんて起きるわけがない。
結局は、今、自分がどんな行動を取っていくか次第であって、行動にうつすためのエッセンスをこの本はたくさん投げかけてくれます。

新型コロナウイルスが生み出した今の現状の中で、自分の働き方や今後の人生を見直している人も多いのではないかと思います。
自分の生き方を考える上でのヒントがたっぷり詰まっているので、読んだことのない人は時間のあるうちにぜひ目を通してみてください。

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
ではでは。

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