こんにちは。
今日も見ていただいてありがとうございます。
昔は1つの会社で定年まで働くことが当たり前でした。
僕が就職活動していた時も『一生働ける環境を見つけるぞ!』と意気込んでました。
それに比べ、今では副業という働き方が浸透してきています。
会社から許可を得て堂々と副業を始めたい人も増えてますね。
僕の周りにも「副業したいなー…」と呟く知人は数知れず。。
ただ、どれだけ世間が副業を後押ししていても副業に対して否定的な企業は少なくありません。
コンプライアンスに対して厳しくなり、労働時間やスタッフの健康状態にも気をかけないといけないですからね。
副業に対して許可を出しにくいのも分かる気はします。
ただ、働くスタッフにも人生があります。
生活に必要なお金の確保、実現したい夢、会社のルール一つで断念したくはない。
そんな時は《副業許可の申請書》を作って堂々と会社に交渉をしましょう。
何か行動を起こそうとした時、まず最初に情報を集めるのがなるけんという男。
副業許可の書き方、嫌というほど調べましたとも。
でもね、なかなか情報が落ちていないんです…。
なので、『こんな情報が最初に知りたかった』と思うものをまとめていこうと思います。
私が自作の申請書で会社から無事に許可をもらえた《体験談》を元にお話ししますので、きっと同じような境遇の方の参考になるはずです。
目次
まずは就業規則を確認。
最初にすべきは【会社の副業に対するスタンス】を明確にすること。
自分の会社が《副業や兼業》に対してどのような「許可体制」を持っているかを把握します。
許可体制は大きく分けると以下の4つ。
- 承認を受ける必要もなく許可
- 承認なく取り組むのは禁止(簡易的な審査あり)
- 承認なく取り組むのは禁止(厳密な審査あり)
- 完全禁止
今すぐこのページを閉じて副業ライフへいってらっしゃいな。
申請を出す必要がないならこの記事を読む必要ないでしょーが。笑
社内の伝えるべき人にきちんと副業の旨を伝えて、堂々と副業を始められてください。
次に②の会社で働いている方。
比較的副業に対して前向きな会社ですね。
おそらく許可を取るためのフォーマットや手順が明確になっているのではないでしょうか?
すでに許可を取られている方がいるようならその方にもヒアリングし、必要の準備物を揃えましょう。
問題は③と④の会社で働かれている方。
この場合は申請書を自分で作って交渉が必要です。
僕の場合は③に当てはまっていました。
許可を取得した前例もなかったので、もちろん申請書のフォーマットなんてありません。
自分で作っていくしかないんです。
もし④の場合だったとしても副業が自分にとってどうしても譲れない選択肢なのであれば、まずは申請書を作って会社に相談してみましょう。
諦めるにしても別の環境を探すにしても、相談した後に決めても遅くないはずです。
申請書のフォーマットは必要?
もちろんですが「申請書がないならネット上にフォーマットがないだろうか?」と探してみましたとも。
一応ね、ありはしたんです。
ただ、
「名前」「業務内容」「労働日数」「勤務時間」「通勤手段」「申請理由」などをA4サイズ1枚でまとめられた程度のモノ。
許可をもらうまでの審査が簡易的ならこれでも問題ないかもしれません。
ですが③や④の会社の場合はどうでしょう?
相手の立場になって考えてみた時に…
『副業をやりたい』
と言ってきたスタッフがA4サイズ1枚の申請書をポンと出してきたら…。
『この1枚で許可もらえると思ってるの?』って思いません??
もうね、圧倒的に熱意不足なんです。
なので、一般的に出回っているフォーマットは使わなくていいので、自分で作成してしまいましょう。
なるけんは「見出し」→「内容」→「見出し」→「内容」→…とレポートのような形式でまとめて提出しました。
申請書っぽく枠とか記入欄とか作らなくて問題ありません。
絶対に書いておくべき6つの項目。
それでは実際に作っていくわけなんですけど、何から書いていけばいいのかがイメージが湧きにくいですよね。
僕もこのような書類を作るのは初めてだったので、なかなか筆が進まなかったんです。
結局は『相手の目線に立って、どんな材料が揃っていれば許可を出しやすくなるか』を考えて書くに至ったわけです。
その中で『これは絶対に書いておくべきだ』と感じた項目が6つあるので順番に説明します。
① 副業の申請に至った経緯。
社内で許可していない事例を「許可してください」とスタッフが申請書を持ってきた時。
まず最初に気なるのは『どうしてこの行動をするに至ったのか』です。
前例の少ないことに対して、わざわざ自分で書類まで準備してやってくるなんて相当なことですからね。
わざわざ時間をとって申請書に目を通して検討してくれようとしてくれることに感謝もしつつ、副業の申請に踏み切るに至った経緯をしっかり記載しましょう。
② どうして副業をする必要があるのかという理由。
○独り身のうちはいいけど家庭ができたら養うお金が足りない。
○老後2000万問題が発表された。
○本業内では挑戦したい夢がある。
副業をする理由は人によって様々です。
あなたが副業をしたい理由はなんでしょう??
これは会社側も知りたい情報ですよね。
本業の業務内で解決できる理由なのであれば、会社としてはわざわざ許可を出す理由がありません。
《本業とは別に始めないといけない》と相手が納得する確信がもてるまで細かく記入しましょう。
③予定している業務内容。
どうしてこの申請をしてきたのか、どうして副業をする必要があるのか…。
ここまで分かって次に気になるのは『副業として何を始めるのか』ですよね。
申請書の初っ端からいきなり「〜〜をやろうとしています」と話すと「おうおう、どうした汗」となります。
ただ、ここまでの内容を先に書いていれば、副業に対してどのような気持ちを持っているかという《背景》が分かっている状態になります。
なので理解がスムーズになるんですよね。
《業務内容》だけでなく《勤務場所》《勤務時間》《勤務形態》《雇う予定の従業員》など、やろうとしていることの全貌が見えるように説明しましょう。
また、すぐに始める予定は無いけど《今後始める可能性がある業務》があるのであればそれも記入しておいたほうがいいでしょう。
④副業によるデメリット。
《やりたいこと》《自分にとって都合のいいこと》ばかりを伝えるお願いなんてたくさんあります。
当たり前ですけど、そんなのすんなり受け入れにくいですよね。
ですが、《自分にとって都合が悪くなるよ情報》も折り込み、それによって生じる状態も考慮した上で提案してきたのであれば思考も前向きになりやすいものです。
思いつく限り、考えられる《副業をする上で生じる可能性のあるデメリット》を書き出しておきましょう。
そして、ただ書き出すだけでなくそれぞれの《対策》も合わせて記載しましょう。
都合の悪い状態になった時にどのように対処するかまで考えられているのが分かればシンプルに安心します。
⑤副業によるメリット。
副業は本業との相乗効果も大きく、メリットが大きいです。
デメリットで出した項目以上の数を思いつく限り書き出しましょう。
順番はデメリットを書いてから、後にメリットを書くのがオススメ。
印象の悪い情報で終わると全体の印象に影響しますからね。
『このようなデメリットはこの対処で解決させます。』
『それ以上に、副業をすることでこれだけのメリットがあります。』
『本業にもこれだけ成果が出るので是非とも許可していただきたい。』
という流れで気持ちを伝えていきましょう。
⑥副業をするにあたって会社と約束すること。
会社から許可をもらう上で必ずいくつかの《誓約事項》があります。
副業を許可する上で会社が懸念するのは大きく分けると以下の3つ
- 会社の競合になるような事業を始めるのではないか。
- 会社の情報が漏洩してしまうのではないか。
- 副業をすることによって本業に支障が出るのではなないか。
会社が懸念することも考慮し、きちんと約束することを条件として準備して交渉に来ていることが伝わります。
もちろんですが、誓うからには必ず守りましょうね。
結局、必要なのは熱意。
あなたが伝えたいことに応じて記入する項目を増やしても問題ありません。
開業して副業を始めるのであれば《どうして雇用されるのでなく開業という考えに至ったのか》
将来の貯蓄額が懸念点なのであれば《本業のみで定年まで働く場合の貯蓄額のシミュレーション》などなど。
結局のところ、副業の許可をもらうにあたって大切なのは《熱意》です。
どれだけの時間を割いて副業について調べたのか。
どれだけの時間を割いてこの書類を作ったのか。
あらゆる状況を想定し欲しい情報を準備してきてくれているか。
その上で本当に副業することがあなたにとって必要なのか。
作った申請書からそのような熱意が伝われば、すぐに承認が下りなかったとしても検討するテーブルに乗せてくれるはず。
承認が下りなかったとしても《どのような条件を満たせば許可をいただけるか》という具体的な話を担当者と進めるチャンスが手に入ります。
もちろんですが、これまでのあなたの《働く姿勢》も大きな検討材料。
きちんと真面目に業務に取り組み会社に貢献していることも必要でしょう。
僕はこれらをレポート形式でA4サイズ11枚にまとめました。
お願いしに行く支店長はとても忙しい方です。
時間のある時に読んでいただけるよう詳細に記載し事前に申請書をお渡しし、目を通していただいた上で話し合いの時間をいただきました。
内容を理解してくださった上で話ができ、担当者に通してもらえ、無事に許可をいただくことができました。
是非参考にしてみてくださいね。
一人でも多くの副業を始めたい方が会社から許可をもらって堂々と始められるようになることを願っています。
今日も読んでいただいてありがとうございました。
ではでは。